山笑う
そこそこ良い天気。
朝に、猫は人の言葉を区別しているような研究結果が発表されたというニュースが聞こえた。たぶん猫が身近にいる人は皆、当たり前のようにそう思っていたはず。
ウチのは「ごはん」「マグロ」「外」「草」「水」は区別していると思われる。
火を焚きながら、山の方を見る。
比較的有名な季語に「山笑う」というのがある。これは春の季語で、
夏は「山滴る」
秋は「山粧う」
冬は「山眠る」
よく出来ていて、なるほどなーと毎年思う。
写真の奥の山に、志賀坊高原というところがあって、もう少し山の雪が解ければ見事な山野草たちが咲く。
今日の東奥日報に載ってた短歌たちも良かった。
結社の作品抄という欄。
「水ぬるむ小川のほとりにゆきやなぎ花穂もこもこ春を生んでる」
花穂が膨らんでゆく様子を「春が生まれている」とはお見事。
短歌は女の人の作の方が好きなものが多い。
「大雪に塀を乗り越え行き来せし幼友達先に逝きたり」
これも女性の作。こうした歌にする事でいくらか救われているはず。
悲しみだけでなく、幸せも、また会えそうな気持ちも、愛しさも、たったこれだけの中から全部押し寄せてくる。
りんごの枝を少し持ち帰った。
最近、良い曲だなーと口ずさんでしまうのに、誰の曲だったか思い出せなかった曲。
まさかの中山美穂だった。
この頃はまだロックばかり聞いていて、ポップスを小馬鹿にしていたのであまり覚えていない。