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土の中から世の中に突き刺している筍

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棟方志功記念館へ行く。

「ことば」との関わりをテーマにした企画展なので、短歌や詩といった文芸作品と合わせた板画が多かった。

棟方志功の展示は今まで何度か見てきたが、見る度に、年を重ねるごとに感じ取れるものが多くなっていく。

今でももう圧倒されてしまうが、まだまだ私の気付いていないものが多くの作品にあるのかと思うと、また見に来るのが楽しみで、嬉しい。

 

どうしたらこんな表情を生み出せるのかと思う。

決して写実的ではない生き物たちは、生命力が溢れ出しているようで、かえって本当に生きているように思える。

作品を見ていると、昭和50年に亡くなった人の作品だと信じられないくらい、こんなに時間を超越してしまっているものはなかなか無い。

 

最後に生前の棟方志功の映像を見たが、40分弱、全然飽きなかった。

こんな風に純粋に生きれたらどんなに良いだろうか。

 

陶芸家である河井寛次郎の詞集から抜粋した詞を板画にしたものより、

思わずメモした。

 

土の中から世の中に突き刺している筍

 

 

 

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